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東鋼のものづくり

東鋼の理念

東鋼の創業は昭和12年。以来、80年にわたり、日本の機械産業の目覚ましい発展を背景に、切削工具の製造販売一筋でやってまいりました。
自動車、航空機、造船、工作機械、医療、食品、文具等、あらゆる業界の多くのお客様のお手伝いをさせていただいております。
今、世界の経済は大きな転換期を迎えており、日本も大きなうねりの中にあります。しかし、東鋼にはこれまでの歴史の中で、試行錯誤によって蓄積してきたノウハウと信念があります。
過去から現在、そして未来へ。東鋼は技術力、技能力を更に磨き上げ、お客様のお役に立てるよう、そして、お客様にとって世界一の工具を提供できるよう、時代にぶれることなく、理想のものづくりを追い求めます。

ものづくりのエピソード

お客さまの「困った」をなんとかしたい

 私たちは絶対にお客様のお役に立ちたいと考えております。様々な課題をお客様からいただくと、真剣に考え、動きます。時には空振りもありますが、不思議なことに半年後、1年後に、それがお役に立てるときもあります。ものづくりのお手伝いが仕事ですから、お客様が非常に困られていることに、お応えしていきたい。色々なお客様からのお悩みこそが、私たちの技を磨いてくれるのです。ご相談くださるお客様との出会いこそが財産だと考えております。

同じ図面でも10社10色

 同じ図面を出されても、工具屋というのは10社あったら10社違う工具を作ります。図面に100%書かれているわけではなく、本当に細かいところは図面では表現できなかったり、示されていなかったりするのです。そのため、工具屋さんの勘によって仕上がりが変わってきます。人間が人間である以上は、いくら精密な図面を作っても、ものづくりの段階で人間の判断が入るところがあるわけです。私たちは、お客様の使い方をよく伺い、それに合わせてアレンジしていきます。同じ楽曲でも指揮者によって全く違う曲に演奏されるのと同じことです。

CFRPを削る

 CFRPというのは炭素繊維を樹脂で固めたもので、例えばF1の車のボディはすべてCFRPで出来ています。なぜ、CFRPを使うかというと、強度が鉄の10倍あり、重量は4分の1程度だからです。炭素繊維を削るのは、最初は本当に大変でした。強度は鉄より強く、軽い。ただある角度からだとあまり強くない。削るにも、割れたり、凹んだりして難しいのです。当社でも、専用のラインを新しく整備するなど設備投資から始め、これまでの経験や技術力をフルに生かし、削れるようになりました。これからも、あらゆる素材にチャレンジし続けます。

医療への参入

 以前は、お客様の7割は自動車関連でした。しかし、車にはひとつの危機感を覚えておりました。ガソリン車の部品は3万点といわれていますが、電気自動車になったら2万点になります。タイヤやシートなどは当然残りますが、当社はなくなる1万点のところで仕事をさせていただいていました。次のことを見つけなければいけないと模索している中で、出会ったのが医療機器でした。医療の世界は、これまでに培った実績と技術が使える新しい分野でした。最初は大変な苦労をしましたが、お客様のご要望に応えるというのが私たちの信条ですので、徹底した技術対応で乗り越えました。

Q & A

会社の強みは?

長年にわたる試行錯誤によって蓄積されたノウハウと、最先端の理念です。
東鋼の特殊工具が加工する対象は鉄、チタン、アルミニウム、真鍮、木材など、多岐にわたります。また、最近では人工関節手術用に人骨を削る工具も扱うようになるなど、以前にも増して多岐にわたるようになりました。
どんな素材を、どれくらいの回転数がある機械で加工するのか、最適な工具の材質・形状はどんなものかなど、その答えを即座に導き出すのは難しいことですが、東鋼には長年にわたる試行錯誤によって蓄積したノウハウがあり、お客様のニーズに応えることが可能です。また、そのノウハウに加え、常に最先端の理論も取り入れています。特に医療向け工具の分野では、大学との共同研究をするなど、より上手く切削できる工具の研究・開発に余念がありません。

工具寿命を延長したい

工具寿命と一口で表現されますが、其の判定の基準となる要素は様々です。工具そのもの損傷による判定、加工製品の面粗さの悪化による判定、加工製品の寸法精度の悪化による判定など色々な判定基準で工具の交換が行なわれます。
工具そのものの損傷にもスクイ面磨耗、逃げ面磨耗、チッピング、カケ、溶着、構成刃先など様々な要素が有ります。
工具寿命の延長には工具の刃先状態をよく観察し何が起因となっているのか正しく判断することが重要であり、問題解決の第一歩です。
東鋼は切削工具メーカーとして長年培ったノウハウを活かし、お客様の工具をよく観察することにより、問題解決のお手伝いをさせて頂きます。

加工時間を短縮したい

加工時間の短縮は即生産性の向上に繋がり、製造業の永遠のテーマです。
切削速度を上げる、切り込み量を多くする、加工レイアウトを見直す、複合工具を使用し工程数を削減する、総型工具を使用する等々、加工時間の短縮にも色々な方法があります。
複合工具、総型工具の使用は、加工時間の短縮には非常に有効な方法です。東鋼は長年特殊工具の専門メーカーとして数多くの総型工具の製造実績を積み重ねており、NC旋盤にも総型工具の使用を提案させて頂いております。
NCDH(NC旋盤用ダブテールホルダー)はNC旋盤は勿論、単能盤、専用機等の刃物台に簡単に取り付けることが可能なダブテール用ホルダーであり、加工時間の短縮とランニングコストの低減に大きなメリットが望めます。是非、東鋼にご相談下さい。

面粗さを向上させたい

面粗さの向上にも様々な要素が関係します。工具材質、工具形状、切削条件、切削油、被削材等々です。工具材質は含まれている成分により、被削材との親和性などの問題が発生し工具の溶着の原因にもなり、面粗さにも影響を与えます。そこで、面粗さが向上しない原因を的確に掴み対応することが重要です。
東鋼は様々な種類のコーティングも含め、問題解決のお手伝いをさせて頂きます。

切削加工による切粉処理は?

近年、環境問題から鉛等の含有する快削鋼の使用が制限され、切粉処理が問題となるケースが増加しております。切粉処理は切粉を分断する、切粉を希望する方向に流す等の方法があります。工具形状を工夫する事により、切粉を分断する、切粉のカールの大きさを変える、切粉の流れる方向をコントロールする等も可能です。問題解決は是非、東鋼にご相談下さい。

短納期で小ロットからでも対応可能ですか?

はい、対応しています。例えば、医療の現場ではまず臨床実験から始めるわけで、多くの試作品を短納期でお届けする必要があるんです。私たちはドクターのリクエストに合わせて工具1本から対応してきました。
例えば、切削工具だったら、どのようなものを削り、どんな使い方をするのかなど詳しくお伺いし、長年の経験や実績を踏まえご提案しています。
ぜひお気軽にご相談ください。

社章について

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社章に込めた思い

東鋼の頭文字の「T」と、究極を意味するω(オメガ)をモチーフにしています。
「T」を切削工具と見立て、「ω」を加工する。
お客様の作られた究極の製品をきれいに削ることを目指す。即ち、究極を追い求めていきたいという強い信念を表しています。